
2009年春にはリニューアルを行いました。リニューアルに際して最も考えた事は、「プロデューサー、製作者にとって本当に必要な撮影所の機能とは何か?」です。その答えの一端として、使い勝手の良い新しいスタジオを2棟を新設、アメニティを追求した過ごしやすい俳優控え室に開放感のあるロビー、またイマジカウェストのポストプロダクション併設によりスピーディーな仕上げ作業を可能としました。
京都という絶好のロケーションと相まって、テレビ、映画撮影をワンストップでスムーズかつ快適に行う事ができます。
また、テレビ、映画の撮影以外にもCMやビデオなどややライトな撮影や、最新の機材で新設した75席の試写室もございますので、試写会会場としてもご利用頂けます。
その他ロケーションコーディネートなど、映像制作に関わるあらゆるニーズを満たす事ができる撮影所となっております。
90年の歴史

株式会社松竹撮影所は、大正12年(1923年)京都は下加茂に開設された松竹下加茂撮影所から始まりました。
その後、昭和10年(1935年)には、下加茂の撮影所と並行して太秦にマキノトーキー製作所が設立され、やがて松竹太秦撮影所となり、映画史に残る時代劇が次々と誕生しました。
昭和27年(1952年)からは、京都映画株式会社が松竹下加茂撮影所を運営することとなり、一方、昭和40年(1965年)には松竹太秦撮影所が一時閉鎖されました。その後、松竹太秦撮影所での撮影が再開され、昭和47年からは、伝説となった必殺シリーズの撮影が始まりました。
昭和49年(1974)、下加茂の撮影所閉鎖に伴い本社を太秦に移し、多くの映画・テレビ番組を世に送り出してきました。映画では溝口健二監督「元禄忠臣蔵」・「残菊物語」、伊藤大輔監督「大江戸五人男」、深作欣司監督「忠臣蔵外伝・四谷怪談」、山田洋次監督「たそがれ清兵衛」、滝田洋二郎監督「壬生義士伝」、本木克英監督「鴨川ホルモー」、テレビドラマでは「必殺シリーズ」「鬼平犯科帳」などの人気シリーズが誕生しました。
平成23年3月には、松竹撮影所準備室と統合し、東京スタジオを設置。名称も株式会社松竹京都撮影所から株式会社松竹撮影所となりました。
時代の変化とともに幾度となく変革を繰り返してきた撮影所ですが、大正12年(1923年)より受け継がれる、年月に培われた確かな技術を携え今なお進化を続けています。
詳しくは、沿革をご覧ください。
2009年春リニューアル
リニューアルに際して最も考えた事は、「プロデューサー、製作者にとって本当に必要な撮影所とはどんなものか?」でした。
この視点で松竹撮影所が注力したのは、「過不足の無い設備の設定」と「キャストとスタッフの居心地の良さ」です。
過不足の無い設備の設定

過度な設備は撮影所の使用料として製作者に跳ね返ってしまう。けれども、設備が不足すると例えばラッシュの都度、他の施設に移動が必要になり、コストとして負担になってしまう。
現在から近未来にかけてのエンドユーザーの映像消費環境、製作者サイドの経済環境、一方でエンターテイメントとして文化の担い手として、チャレンジによる投資が不可欠な映像製作。
当然ながら映像製作には、大きな費用が必要となるため経済とは切っても切れない関係にありながら、実態として潤沢な製作資金、余裕のあるキャスティング、十分なスタッフ人材確保などを行える作品はむしろ少数ではないかと感じています。
そんな環境下、プロデューサーあるいは製作責任者にとって「良い作品」と「製作費用」のバランスは最大の関心事のひとつではないでしょうか。
撮影所としてお手伝い出来ることは、施設自体のリーズナブルな価格設定、また製作費用は収録期間(時間)に大きく依存するため、ワンストップで大概の事は完結できることであると考えました。
キャストとスタッフの居心地の良さ

もう一つの視点は、キャストとスタッフの居心地の良さです。様々な制約の中こなす撮影は、キャストとスタッフにとって大きな負担であることは間違いありません。
その中で、撮影所として提供できることは、せめてリラックスタイムに居心地の良い空間を提供する事であると考えました。
また、エントランスからロビーでは、打ち合わせのみならず製作者にとってのクライアントとの打ち合わせにも十分お使いいただけるスペースになっていると自負しております。
詳しくは、施設・設備をご覧ください。
ご提供できるサービス

映像の種類では、「映画・テレビ映画など大規模な作品」から「CM、ビデオなど中小規模の作品」まで製作できます。
また、製作のステップでは原作からシナリオおこしから、映像制作のみ、あるいは部分的なお手伝いとして、例えばロケーションコーディネート、ステージ、オープンセット、機材レンタル、試写室のレンタルなどニーズに応じ 映像製作にかかわるサービスをご提供できます。
立命館大学との産学連携、イマジカウェスト京都事務所の設置

松竹撮影所は、映像産業の未来を担う人材の育成と、映画・映像技術の研究開発を目的として、立命館大学と連携しております。
平成21年4月より、撮影所敷地内の同校映像学部実習施設では、学生が映像収録の実習を行っています。この先本撮影所にて実習を行った学生から映像産業を担う人材が輩出される事を期待しています。